The Beach Girl s History - ビーチガールたちのライフスタイルを映し出す - Episode #01

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Episode #01 Naomi Kurita

JPSA 公認プロサーファー

 

 湘南に在住のビーチガールたちに焦点をあてて、 彼女たちのライフスタイルを映し出す、[ザ・ビーチガールズ・ヒストリー]。 記念すべく、ファースト・エピソードに登場してくれたのが、 辻堂をフィールドに活動する、JPSA公認のプロサーファー、栗田直美氏。 長年、サーフ・カルチャーと寄り添い生きてきた、 彼女が見据える世界とは。。。

 

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 日本有数のサーフ・スポットとしても有名な湘南。スタイルも十人十色で、ロングボードにショートボード、近年ではスタイリッシュなミッドレングスも主流だ。オーシャンサイドには様々なサーフショップが軒を連ね、カリフォルニアのパシフィック・コーストを彷彿とさせる街並が広がっている。当然、サーファーの人口も星の数ほど存在する。そんな中、去年JPSAの公認プロ資格を取得した、女性プロロングボーダーが湘南から誕生した。彼女の名前は栗田直美。辻堂の橋前をホームポイントに捉える、彼女のライフスタイルとは。

 

 

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「出身地は埼玉県です。海のない街なので、中学生の時からサーフィン系のファッション誌などを読んだりして、未知の世界である、サーフィンに対しての興味だけはあったんです。とても漠然的な感じですが」。  興味があっても、なかなか始めるキッカケが見つけづらいサーフィン。この世界に足を一歩踏み入れるまでも難関である。 「最初にサーフィンの世界に触れたのが、19歳の時で、当時はアパレルの仕事をしていました。そこで、たまたまサーフィンをする方に出会って、海に連れて行ってもらったのがキッカケですね。でも、それからも全然丘サーファーで、行っても、埼玉から夏に5回みたいな感じでしたね(笑)」。

 

 

取材協力 : Reposer -Tsujido -

取材協力 : Reposer -Tsujido –

 

 波が立たなければできないサーフィン。また、定期的に海に向うことも難しく、本格的に始めるまで6年の年月が流れる

 

「25歳の時に、真剣にコンペティションに取り組んでいる方々に出会って、触発されましたね。そこで、自分の中でサーフィンに対する見方が変わったんです。自分も真剣にサーフィンをやってみようと思い、その時に湘南にも移住してきたんです」。  それまでは、特にホームポイントを持たずに、千葉や茨城の海に通っていた栗田氏、なぜ、移住先を湘南の地に選んだのか。 「湘南の辻堂に友達や知り合いが沢山いたので、海に入りやすい環境だったんです。それに、湘南は都内にも近くて、サーフィンと仕事の両立を図りやすかったんで、千葉ではなく湘南を選びました。辻堂海浜公園も大好きな場所の1つで、四季折々の様々なイベントが開催されているし、子供からお年寄りまで幅広い世代が、それぞれの時間を過ごせる、大切な空間だと思うんです。あとは、立ち呑み[はなれ]です。今の私のバイト先なんですよ(笑)」。  

 

 

取材協力 : Reposer - chigasaki -

取材協力 : Reposer – chigasaki –

 

アルバイトに励みながら、プロサーファーとして活躍する栗田氏。最後に、今後の目標について、こう語ってくれた。

 

「まずは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの獲得と、今年のJPSAランキングをトップシードの、ベスト8に入ることが直近の目標です。将来的には、自分が競技者を終えても、コンテストのジャッジをしたり、趣味の太極拳など、サーフィンに通ずるトレーニングを広めたり、色々な形でサーフィンと繋がって生きていきたいですね」。

 

photo & text : Tomohiro Momo

参考リンク : 波乗り☆ぴょんすけのブログ